バリトン

バリトンはヴィオール属に属する弦楽器で、ドイツ語圏や東欧の一部で18世紀まで使われました。狭い地域で使われたマイナーな楽器ですが、ハイドンが雇い主のために書いた、膨大な曲が残されています。"International Baryton Society(国際バリトン協会)"も存在しています。

ハイドンの曲を除いて、バリトンの録音はあまり数がありません。私は以下のアルバムを好んで聞いています。

Joseph Haydn: Sämtliche Baryton Octette

• アーティスト: Ryo Terakado,Franz Joseph Haydn,Ricercar Consort,Claude Maury,Piet Dombrecht,Alda Stuurop,Francois Fernandez,Sayuri Yamagata
• 出版社/メーカー: Ricercar
• 発売日: 2003/06/24
• メディア: CD

スペインのアンサンブル"Trío Baryton de Madrid"の演奏動画です。

Julie Fowlis

Julie Fowlisはスコットランドのフォークシンガーです。BBC Radio 2 Folk Awardsで"Folk Singer of the Year 2008"に選ばれている実力派。ヘブリディーズ諸島出身で、スコットランド・ゲール語が使われている小さな集落で育ち、伝統音楽やダンスに親しんできたそうです。

私は偶然出会ったこのCDを聞いてから、彼女に注目しています。

Cuilidh

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Spit And Polish
• 発売日: 2007/02/19
• メディア: CD

Myspaceにも彼女のページがあり、そちらで動画が見られます。

Flying Horse

nyankomeさんがご紹介されている下のアルバムを入手しました。

Flying Horse: Music from the ML Lutebook

• アーティスト: Anonymous,English Anonymous,Daniel Bacheler,Robert [1] [Composer] Ballard,Mercure D'Orleans,John Dowland,Antony Holborne,Robert [2] [Composer] Johnson,Julien Perrichon,English Traditional,Elizabeth Kenny
• 出版社/メーカー: Hyperion
• 発売日: 2009/09/08
• メディア: CD

こちらで試聴できます。また、奏者のElizabeth Kennyが書いたブックレットを読むことが出来ます。

私はElizabeth Kennyさんのファンです。彼女は通奏低音奏者としてたくさんの録音に参加されていますが、リュートソロを収めたものはそれほど数がありません。個人的にとても待ち遠しかったアルバムです。

ターロック・オキャロラン作品全集:第2巻「妖精の女王」

電車の中で、ずっとこのCDを聞いていました。

ターロック・オキャロラン作品全集:第2巻「妖精の女王」 (The Complete Works of Turlough O'Carolan Vol.2 The fairy Queen)

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Waon Records
• 発売日: 2008/07/22
• メディア: CD

守安功・雅子ご夫妻による演奏です。素朴で穏やかな音色が心に染み入ります。
このお二人はアイルランドを頻繁に訪問し、かの地ではPaddy&Bridgetと呼ばれているそうです。現地の音楽家からも認められている、数少ない日本人との事。

発売元のワオンレコードによると、11月に第4集が出るそうです。

ゴルドベルグ変奏曲

J.S.バッハのゴルドベルグ変奏曲にのめりこんでいた時期がありまして、この曲集だけで十数枚のCDを所有していました。
下のCDに偶然出会ってからは、不思議なことに他の演奏は聞かなくなってしまい、すべて処分してしまいました(^_^;)

Bach: Goldberg Variations

• アーティスト: Johann Sebastian Bach,Masaaki Suzuki
• 出版社/メーカー: Bis
• 発売日: 1996/11/19
• メディア: CD

こちらで試聴できます。

奏者の鈴木雅明さんは、バッハ・コレギウム・ジャパンの音楽監督として有名です。