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命名 [楽器]

昨年末に届いたこの楽器に、ふと「名前をつけよう」と思いつきました。
ただ残念なことに、私のネーミングセンスは壊滅的です。そこで友人たちに意見を聞いてみました。

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このリュートは、リブの材料がチェリー(桜)です。
そこから、フィンランド語の「さくらんぼ」="Kirsikka(キルシッカ)"という素敵な名前を頂きました。
命名者のAさん、有難うございます。

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今後とも宜しく、キルシッカ。
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弦の張替え [楽器]

昨年末に入手したバロックギターの弦を、ワニス仕上げのガット弦に張り替えました。効果はすぐに現れ、よく鳴るようになりました。

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このギターはどうやら、テンションを高めにしたほうが良いようです。
参考までに、弦のセッティングを書いておきます。

5コースギター (Clive Titmuss作、1995年)
基準ピッチ a' = 415 Hz
弦長 65 cm

1c 0.46 mm
2c 0.56 mm
3c 0.66 mm
4c 0.92 mm / 0.46 mm
5c 1.22 mm / 0.58 mm
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フレットガット [楽器]

7コースリュートを点検したところ、数箇所ビリつきを確認したので、フレットガットを巻きなおしました。

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この楽器は極端に弦高が低いため、ハイポジションには1コースに使う細いガット弦(0.40mm)の使い古しを巻いてます。届いたばかりのときは「こんな細いフレットガット見たことない」と思っていたものです。

これでしばらく大丈夫でしょう。
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バロックギター [楽器]

少し前にバロックギターを入手しました。

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この楽器は1995年に、カナダの楽器製作家兼演奏家Clive Titmussさんが製作しました。弦長は65cm。表面板はベイヒ(米桧)、指板は黒檀です。裏板はイチイ、横板はハカランダ。ネックはローズウッドで、黒檀と象牙を組み合わせたバインディングがなされています。

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到着したときは弦がボロボロだったので、すぐに新品の弦(ナイルガット弦)に変更しました。Clive Titmussさんご自身が長く演奏活動に使っていたそうで、弾き傷や修理跡はあちこちに見られますが、楽器の性能に問題はありません。


この楽器のサンプル録音です。曲はGaspar Sanzの教則本より"Lantururu(ラントゥルル(兵隊の歌))"です。いつも拙い演奏ですいません。
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ルネサンスリュート(Renaissance Lute) その4 [楽器]

フィンランドから荷物が届きました。

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梱包をはずすと、手作り感あふれる楽器ケースが現れました。
中身は7コースのルネサンスリュートです。

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この楽器は先月、フィンランドの楽器製作家Lauri Niskanenさんが製作しました。弦長は58cm。表面板はスプルース、リブはチェリーで、リブの間にはカバノキのスペーサーが入れられています。ネックとペグもチェリーで、指板は黒檀のインレイが入っています。
Lauri Niskanenさんはセミプロの製作家で、自作の楽器をリーズナブルな値段で販売しています。偶然ある場所で見かけ、「日本に輸出してくれますか」と問い合わせたところ、快く応じてくれました。

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サウンドホールの透かし彫りをご覧になるとお分かりのように、丁寧な作りでビックリしました。この方の楽器は当たりかもしれません。
明日は音を録ってみるつもりです。
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