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ルーシー・リー展 [小旅行・風景]

大阪市立東洋陶磁美術館へ出向き、「ルーシー・リー展-ウィーン、ロンドン、都市に生きた陶芸家」を鑑賞してきました。

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ルーシー・リーは20世紀に活躍したイギリスの陶芸家(出身はオーストリア)で、70年近くの創作活動の中で独自のスタイルを築いていった方だそうです。看板にもなっている「ピンク線文鉢」は、強烈な印象を受けました。

個人的には、常設展である日本・中国・韓国の陶器のほうを興味深く鑑賞しました。
ルーシーさんに怒られそうですね(^_^;)

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行きがけに撮影した、大阪市中央公会堂近くの花壇で見かけたサンタクロースです。
どこもクリスマス一色です。
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コメント 9

tree2

東洋陶磁美術館。大好きな美術館です。
出張を利用して、3~4回訪ねました。
安宅産業がコレクションを維持できなくなったとき、売るにしては金額があまりにも膨大であるため散逸やむなしといわれ、お別れ展覧会が東京で開かれました。ところがそれを、大阪の財閥(住友?)が買い、大阪にポンと寄贈した! 私のように、東洋陶磁にはまっている者としては、泣いたり笑ったりの出来事でした。
ルーシー・リーは写真でしか知りませんが、昔の陶磁と現代作家の作品の根本的な違いは、作家意識のあるなしでしょう。作家意識などという枠をもたず、ひたすらよいものを追求した昔の人たち。その心の、なんという広さ、ふくよかさ。現代人には真似できないですね。 
by tree2 (2010-12-20 12:44) 

くーぷらん

>ナツパパさん
nice!有難うございます。
by くーぷらん (2010-12-21 21:38) 

くーぷらん

>tree2さん
コメント有難うございます。
この美術館ができた背景には、そんな事情があったのですか。
ルーシー・リーの作品は確かにすごいのですが、「これ、実際に生活の中で使えるの?」と疑問がわくものが大半だったので、ちょっと残念でした。古の東洋の作品群は、日常の中で使うことを大前提にしているので、なんともいえない凄みがあります。
by くーぷらん (2010-12-21 21:42) 

くーぷらん

>りんこうさん
nice!有難うございます。
by くーぷらん (2010-12-21 21:42) 

tree2

ルーシー・リーはオブジェなのではないでしょうか。現代的なお茶会などでは使えるかもしれませんが。
それと、一般論ですが、作家ものの陶磁にありがちなのは、かけやすいことです。
昔ながらの窯で焼かれたものは、ちょっとしたことではかけません。陶土にも個性があって、薄く作ってもかけにくいとか、ある程度分厚く作らないと実用的じゃないとか、職人は熟知していると思います。古い伊万里なども丈夫なようです。
作家さんは、轆轤の技術を誇って薄いものを作っても、陶土の性質はよく知っていなかった…なんてことが、ままあるのでは。
こんなことをいうのはつまり、結構な授業料を払った者だからです。
by tree2 (2010-12-22 00:42) 

くーぷらん

>tree2さん
あるオカリナ製作家に聞いたのですが、いわゆる「陶芸家」に焼き物を学ぼうと細かいことを聞いても、本人の知識が無い(正確には、自分が作るもののレシピしか知らない)ので、まともに教えてくれないのだそうです。逆に、昔ながらの窯へ行くと、一から十まで丁寧に教えてもらえたとか。
こういう部分でも、私は作家ではなく職人さんたちの方に敬意を払ってしまいます。
by くーぷらん (2010-12-23 21:43) 

nyankome

なるほどねぇ。
実用美なのですね。
by nyankome (2010-12-23 22:18) 

くーぷらん

>アヨアン・イゴカーさん
nice!有難うございます。
by くーぷらん (2010-12-30 17:55) 

くーぷらん

>nyankomeさん
nice!&コメント、有難うございます。
仰るとおりです。
by くーぷらん (2010-12-30 17:57) 

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